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8月30日

投資被害について

ニューヨークダウは292ドル高、追加利上げ観測後退

ダウ平均は292.69ドル高の34,852.67ドル、ナスダックは238.63ポイント高の13,943.76で取引を終了した。
中国の大手国有銀行が既存の住宅ローン金利を引き下げ、成長支援策を強化するとの報道を好感し買いが先行。7月雇用動態調査求人件数や8月消費者信頼感指数が予想を下回ると追加利上げ観測が後退、長期金利の大幅な低下に伴いハイテクを中心に買われ、株式相場は上げ幅を拡大した。

29日のニューヨーク外為市場でドル・円は、145円80銭で引けた

日米金利差の拡大観測にドル買い・円売りが加速したのち、米7月雇用動態調査求人件数や米8月消費者信頼感指数が予想を下回ったため連邦準備制度理事会の追加利上げ観測が後退。長期金利低下に伴いドル売りに転じた。さらに7年債入札が好調で金利がさらに低下したため一段安となった。


ニューヨーク原油先物10月限は続伸、原油10月限終値は81.16ドル、1.06ドル高

7月の米求人件数や8月の米コンファレンスボード消費者信頼感指数が弱かったことが米追加利上げ観測を後退させ、追加の金融引き締めによる米景気悪化懸念が若干和らいだことが相場を押し上げた。米求人件数は2021年3月以来の低水準。今月にかけてのドルインデックスの上昇は一巡している。

米週間石油在庫統計で米原油在庫の取り崩しが続くと見通されていることも支援要因。サウジアラビアを中心とした石油輸出国機構プラスが減産を継続しており、米原油在庫は減少傾向にある。

ハリケーン「イダリア」が米フロリダ州に向かっているなか、米シェブロンが米メキシコ湾の3つのプラットフォームから一部のスタッフを退避させたことも減産につながる見通し。ただハリケーンによって短期的な需要も影響を受けるほか、「イダリア」の進路は米石油生産施設が集中する地域から外れている。


ニューヨーク金先物12月限は強含み、金12月限終値は1965.10ドル、18.30ドル高

予想以下の米経済指標を受けて米国債の利回りが低下し、ドル安に振れたことが支援要因になった。米雇用動態調査で求人件数が減少し、米消費者信頼感指数も低下した。