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8月31日

投資被害について

ニューヨークダウは37ドル高、利上げ終了期待広がる

ダウ平均は37.57ドル高の34,890.24ドル、ナスダックは75.56ポイント高の14,019.31で取引を終了した。
8月ADP全米雇用リポートの民間部門雇用者数の伸びが予想以上に減速したほか、4-6月期国内総生産改定値も予想外に下方修正されたため利上げ終了期待が広がり買いが先行。その後、景気減速を警戒した売りで一時下落に転じる場面もあったが、長期金利の低下や新型アイフォーンの発表期待を受けた携帯端末アップル株の上昇が相場を支え、終日底堅く推移した。終盤にかけては今週発表が予定されている個人消費支出コア価格指数や雇用統計を前にした調整も見られ、伸び悩んで終了。

30日のニューヨーク外為市場でドル・円は、146円21銭で引けた

米8月ADP雇用統計は伸びが7月から予想以上に鈍化、さらに、米4-6月期国内総生産改定値が予想外に下方修正され景気減速見通しが強まり、米連邦準備制度理事会の利上げ終了の思惑に金利低下に連れドル売りに拍車がかかった。その後、米7月中古住宅販売成約指数が6月からマイナスに悪化予想に反し、改善したためドル売りが後退。


ニューヨーク原油先物10月限は続伸、原油10月限終値は81.63ドル、0.47ドル高

米石油協会や米エネルギー情報局が発表した週報で、原油在庫が大幅に減少したことが相場を押し上げた。それぞれの統計で前週比1000万バレル超取り崩されており、米エネルギー情報局週報で原油在庫は年初来の最低水準を更新した。石油製品需要の4週間移動平均は日量2124万6000バレルと今年の最高水準を塗り替えている。ただ製油所稼働率は93.3%と、2週連続で低下した。

石油輸出国機構プラスの減産や、世界的に需要が堅調であることを背景に需給が引き締まっている。石油輸出国機構加盟国のガボンでクーデターが発生し、軍部が権力を掌握したことも買い手がかり。ガボンの生産量は日量20万バレル規模。ただ足元の需要は良好である一方、世界最大の原油輸入国である中国の景気見通しは不透明で、需要下振れが警戒されている。

8月の米ADP雇用者数が前月比17万7000人増と、前月から伸びが鈍化したことを手がかりに人手不足の解消やインフレ圧力の後退が連想されたことは支援要因。米利上げ見送り観測が強まっており、金融引き締めの強化による米景気悪化懸念が和らいでいる。


ニューヨーク金先物12月限は強含み、金12月限終値は1973.00ドル、7.90ドル高

予想以下の米経済指標が支援要因になった。8月の全米雇用報告で民間部門雇用者数は17万7000人増加し、市場予想の19万5000人増を下回った。第2四半期の米実質国内総生産改定値は年率換算で前期比2.1%増と速報値の2.4%増から下方改定された。