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9月7日

投資被害について

ニューヨークダウは198ドル安、年内の追加利上げ懸念が再燃

米国株式市場は続落、ダウ平均は198.78ドル安の34,443.19ドル、ナスダックは148.48ポイント安の13,872.47で取引を終了した。
原油高を警戒した売りが続き寄り付き後、下落。その後発表された8月供給管理協会非製造業指数が想定以上に強く、年内の追加利上げ観測が再燃し警戒感から売りに拍車がかかった。長期金利上昇でハイテク関連も終日軟調に推移。その後、終盤にかけて連邦準備制度理事会が公表した米地区連銀経済報告で景気や雇用に鈍化の兆候が示されたため金利の上昇が一段落し、下落幅を縮小し終了した。

6日のニューヨーク外為市場でドル・円は、147円66銭で引けた

8月供給管理協会非製造業景況指数は7月から予想外に上昇し、2月来で最高となったため連邦準備制度理事会の年内の追加利上げ観測が強まり、長期金利上昇に伴いドル買いが優勢となった。その後、連邦準備制度理事会が公表した米地区連銀経済報告で経済活動の伸びが緩慢で、雇用の伸びもピークに達した可能性が示唆されたため金利も伸び悩み、ドル買いも一段落した。


ニューヨーク原油先物10月限は続伸、原油10月限終値は87.54ドル、0.85ドル高

世界的に堅調な需要と、限定的な供給を背景に供給不足が続く見通しであることが相場を押し上げた。サウジアラビアやロシアなど主要な産油国は自主的な供給制限を年内継続することを発表している。サウジは日量100万バレルの自主減産を、ロシアは日量30万バレルの輸出制限を年末まで続ける。

今週の米週間石油在庫統計でも、原油在庫の取り崩しが想定されていることも支援要因。直帰の米エネルギー情報局の週報で、原油在庫は年初来の最低水準を更新している。

8月の米供給管理協会非製造業景気指数が54.5まで上昇したことは支援要因。米経済の軟着陸期待が高まった。今月の米連邦公開市場委員会では利上げ見送りが想定されている。


ニューヨーク金先物12月限は弱含み、金12月限終値は1944.20ドル、8.40ドル安

8月の米供給管理協会非製造業総合指数は54.5と前月の52.7から上昇し、2月以来の高水準となった。米国債の利回りが上昇しドル高に振れた。