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9月8日

投資被害について

ニューヨークダウは57.54ドル高、ハイテクが重し

ダウ平均は57.54ドル高の34,500.73ドル、ナスダックは123.64ポイント安の13,748.83で取引を終了した。
中国政府による政府機関職員のアイフォーン持ち込み禁止を警戒した携帯端末アップル株の下落が相場全体を押し下げ寄り付き後、下落。その後、週次失業保険申請件数が予想外に減少したことや4-6月期の非農業部門労働生産性改定値の改善で景気後退懸念が一段と後退しダウは上昇に転じた。一方、金利の上昇を警戒しハイテクの売りが続き、ナスダックは終日軟調に推移。終盤にかけて長期金利が低下に転じ下げ幅を縮小したが下落は消せずまちまちで終了。

7日のニューヨーク外為市場でドル・円は、147円29銭で引けた

週次新規失業保険申請件数が前回から増加予想に反し減少し労働市場の強さが再確認されたほか、米4-6月期非農業部門労働生産性や単位労働コスト改定値が予想を上回ったため年内の追加利上げ観測が強まり長期金利上昇に伴うドル買いが優勢となった。その後、金利が低下に転じドル買いが後退したほか、クロス円絡みの円買いに反落した。


ニューヨーク原油先物10月限は弱含み、原油10月限終値は86.87ドル、0.67ドル安

最近の上昇の反動で利益確定の売りが優勢となった。石油輸出国機構プラスの減産によって供給不足が続く見通しである一方、世界的な景気悪化による需要下振れリスクが引き続き意識されている。

8月の中国貿易統計で原油輸入量は前年比+30.9%と大幅に増加したが、輸出や輸入は全体として依然低調で中国経済の悪化が警戒された。世界的な供給網の中心である中国の輸出入の弱さからは、世界経済の需要の低迷が連想される。4-6月期のユーロ圏国内総生産・確報値は前期比+0.1%まで下方修正された。

米エネルギー情報局が発表した週報で原油在庫は4週連続で減少し、4億1663万7000バレルとなった。年初来の最低水準を更新。米製油所稼働率は93.1%までやや低下したが高水準を維持。石油製品需要の4週間移動平均は日量2111万5000バレルまで減少し、増加が一服したものの日量2100万バレルの大台は維持した。


ニューヨーク金先物12月限は伸び悩み、金12月限終値は1942.50ドル、1.70ドル安

米新規失業保険申請件数は21万6000件で、前週の22万9000件から1万3000件減少した。第2四半期の非農業部門単位労働生産性改定値は3.5%上昇と速報値の3.7%上昇から下方改定されたものの、伸びは2020年第3四半期以来約3年ぶりの高水準となった。