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9月15日

投資被害について

ニューヨークダウは331ドル高、ソフトランディング期待が支援

米国株式市場は上昇
ダウ平均は331.58ドル高の34,907.11ドル、ナスダックは112.47ポイント高の13,926.05で取引を終了した。
中国人民銀行が景気底入れのため利下げを決定したほか8月小売売上高が予想を上回る伸びとなったためソフトランディング期待に寄り付き後、上昇。欧州中央銀行が利上げサイクル終了を示唆したため中銀の金利ピーク観測が強まり、金利先高観の後退も相場を支援した。今年最大の英半導体設計アーム上場なども投資家心理の改善につながり終日堅調に推移し、終盤にかけて上げ幅を拡大し終了。

14日のニューヨーク外為市場でドル・円は、147円44銭で引けた

8月生産者物価指数が予想以上の伸びとなったほか、8月小売売上高も予想を上回ったため米連邦準備制度理事会の年内の追加利上げ観測が一段と強まり長期金利上昇に伴うドル買いに拍車がかかった。その後、欧州中央銀行のハト派利上げを受けたユーロ円絡みの円買いが強まり、反落。押し目からは、株高に伴うリスク選好の円売りも強まり下げ止まった。


ニューヨーク原油先物10月限は大幅高、原油10月限終値は90.16ドル、1.64ドル高

世界的に石油需要が堅調に推移する一方、石油輸出国機構プラスが供給を制限しており、供給不足が続く見通しであることが引き続き相場を押し上げた。サウジアラビアやロシアは自主的な供給制限を年末まで継続する予定。節目の1バレル=90ドル到達は昨年11月以来。

中国人民銀行は預金準備率を0.25%引き下げることを発表した。これまでの小出しの景気対策が続いており、景気悪化懸念は膨らんでいない。
8月の米小売売上高が堅調だったことや、欧州中央銀行理事会が利上げの打ち止めを示唆したことも支援要因。ラガルド欧州中央銀行総裁は政策金利がピークに達したとは明言しなかったが、今後の利上げ見送りが連想された。

リビア東部の大規模洪水で、輸出が減少する見通しであることも強気な材料。洪水による被害の全容はまだ判明しておらず、復旧までの道のりは不透明。日量50万~75万バレルの輸出減少が想定されている。


ニューヨーク金先物12月限は伸び悩み、金12月限終値は1932.80ドル、0.30ドル高

8月の米小売売上高は前月比0.6%増加し、事前予想の0.2%増を上回った。ドル高に振れたが、欧州中央銀行理事会で利上げを決定し、ラガルド欧州中央銀行総裁が金利がピークに達したか言えないと述べたことから買い戻されて下げ一服となった。