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9月29日

投資被害について

ニューヨークダウは116ドル高、金利やドルの上昇一服で安心感

米国株式市場は上昇
ダウ平均は116.07ドル高の33,666.34ドル、ナスダックは108.43ポイント高の13,201.28で取引を終了した。
10年債利回りが16年ぶり高水準に達したため警戒感から売られ寄り付き後、下落。その後4-6月期の国内総生産や個人消費の確定値の伸びが予想を下回ったため連邦準備制度理事会の利上げ長期化観測も後退し金利低下に伴い買戻しに拍車がかかり、相場は上昇に転じた。ハイテクも買われプラス圏で終了。

28日のニューヨーク外為市場でドル・円は、149円29銭で引けた

米金利上昇に伴うドル買いが優勢となったのち、米4-6月期国内総生産確定値が上方修正予想に反し改定値と同水準にとどまり1年ぶり最低の伸びにとどまったほか、8月中古住宅販売成約指数や9月カンザスシティ連銀製造業活動が予想を下回ったため成長減速懸念にドル売りに転じた。さらにグールズビー米シカゴ連銀総裁が過剰な政策で景気後退につながるリスクを警告し金利も低下に転じたためドル売りが継続。


ニューヨーク原油先物11月限は反落、原油11月限終値は91.71ドル、1.97ドル安

最近の上昇の反動で利益確定の売りが優勢となった。月末・四半期末であり、ポジション調整が値動きの中心となった。原油高を背景にインフレ懸念が再び強まりつつあり、米追加利上げ警戒感が広がっていることも圧迫要因。ただ、バーキン米リッチモンド連銀総裁は「追加利上げが必要かどうかを判断するには時期尚早」と述べた。

米国では与野党の対立から新年度予算案が成立せず、米政府機関の一部閉鎖が懸念されていることは重し。経済活動が混乱し石油需要を圧迫するリスクがある。

供給ひっ迫見通しは下支え要因。米エネルギー情報局の週報では足元の米石油需要は堅調に推移している一方、主要産油国の供給制限を背景に需給が引き締まっている。米オクラホマ州クッシングの原油在庫が節目の2000万バレルに接近するなか、さらなる取り崩しが警戒されている。


ニューヨーク金先物12月限は弱含み、金12月限終値は1878.60ドル、12.30ドル安

米国債の利回りが低下し、ドル安に振れたが、月末を控えた手じまい売りが圧迫要因になった。第2四半期の米実質国内総生産確報値は年率換算で前期比2.1%増と力強い成長ペースが維持された。ただ個人消費の伸び率が従来の1.7%から0.8%に下方修正された。