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10月18日

投資被害について

ニューヨークダウは13ドル高、追加利上げ観測が再燃

米国株式市場はまちまち
ダウ平均は13.11ドル高の33,997.65ドル、ナスダックは34.24ポイント安の13,533.75で取引を終了した。
9月小売売上高の伸びが予想を大幅に上回り強い消費が確認され利上げ長期化懸念に寄り付き後、下落。その後、他の予想を上回る指標を受け強い成長期待を受けた買いに転じた。ただ2年債利回りが16年ぶり高水準になるなど長期金利の上昇に連れ売りが再開。終盤にかけてダウはかろうじてプラスを回復も、ナスダックは下げを消せずまちまちで終了した。

17日のニューヨーク外為市場でドル・円は、149円82銭で引けた

米9月小売売上高の伸びが予想を上回り消費が底堅く、成長が想定以上に強いとの見方に追加利上げ観測が再燃、金利上昇に伴いドル買いが強まった。


ニューヨーク原油先物12月限はもみ合い、原油12月限終値は85.44ドル、0.18ドル高

バイデン米大統領の18日のイスラエル訪問を控えて、市場参加者は外交的な努力がイスラエルと武装組織「ハマス」の停戦につながるのかどうか見定めようとしており、期近限月の方向感は限定的だった。ただ値動きからするとバイデン米大統領の訪問で事態が好転に向かうとは見られていない。

イスラエルがガザ地区の病院を攻撃し、数百人の死傷者が発生したと伝わっていることは懸念要因。報道されている映像では子供の遺体が目立つ。パレスチナのアッバス議長はバイデン米大統領との会談を取りやめることを発表した。ただ米メディアでは、武装組織ハマスによる誤射であるとの報道もある。

9月の米小売売上高が堅調で米金融引き締めの長期化や、米追加利上げを連想させたことは原油相場の重し。金利負担の拡大により需要下振れリスクが高まる。米小売売上高を手がかりに米長期債利回りは5%の節目に再び接近している。ブルームバーグによると、米ホワイトハウスは議会に対してイスラエルやウクライナへの1000億ドルの支援を要求したと伝わっており、米国債安への懸念は根強い。イスラエルが米国に100億ドルの緊急支援を要請したとの報道もある。


ニューヨーク金先物12月限はもみ合い、金12月限終値は1935.70ドル、1.40ドル高

時間外取引ではバイデン米大統領が18日にイスラエルを訪問報道が圧迫要因となり、1940ドルが抵抗線ながら買いが先行となり、小高く推移。日中取引では9月の米小売り売上高が事前予想を上回ったことで米10年債利回るが上昇したが、序盤上げ幅を拡大した。1940ドル超えとなり1944.5ドルまで上昇。19日にパウエル連邦準備制度理事会議長が講演を控え、利食い売りの動きもあり、前半で上げ幅を削る動きとなった。米国債の利回り上昇が圧迫要因ながらも地政学的リスクやユーロ高・ドル安に支援され、小幅高で引けた。