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10月19日

投資被害について

ニューヨークダウは332ドル安、長期金利上昇や中東情勢緊迫化を警戒

米国株式市場は下落
ダウ平均は332.57ドル安の33,665.08ドル、ナスダックは219.44ポイント安の13,314.30で取引を終了した。
中東情勢の緊迫化を警戒した売りに寄り付き後、下落。さらに原油高が警戒されたほか、連邦準備制度理事会が公表した地区連銀経済報告で国内経済の底堅さが再確認されたため長期金利が一段と上昇し、ハイテクを中心にさらに売られた。終日軟調に推移し、終盤にかけて主要株式指数は下げ幅を拡大し終了。

18日のニューヨーク外為市場でドル・円は、149円93銭で引けた

中東情勢の一段の緊迫化懸念に原油高を背景に長期金利がさらに上昇、さらに質への逃避でドル買いが優勢となった。


ニューヨーク原油先物12月限は上昇、原油12月限終値は87.27ドル、1.83ドル高

パレスチナ・ガザ地区の病院が攻撃され、数百人規模の死傷者が発生したことで中東情勢の緊迫感が一段と高まった。イスラエル軍による攻撃とみられており、近隣各国ではイスラエルや西側各国に対する抗議が激化した。米国でも連邦議事堂に停戦を要求するデモ隊が乱入した。バイデン米大統領のイスラエル訪問に合わせて行われる予定だったヨルダンのアブドラ国王や、パレスチナ自治政府のアッバス議長、エジプトのシシ大統領との首脳会談は取りやめとなった。

イランがイスラエルに対する石油の禁輸を含む制裁をイスラム協力機構提案し、1973年のオイルショックが思い起こされたことは支援要因。イスラム協力機構はサウジアラビアで緊急会合を開催している。ただロイター通信によると石油輸出国機構は緊急会合の開催や即時の行動を予定していないと伝わっている。

米エネルギー情報局が発表した週報で原油在庫が減少したことや、中国の国内総生産を含めた経済指標が堅調だったことは支援要因。米オクラホマ州クッシングの原油在庫は減少傾向を維持した。9月の中国の原油精製量は日量1548万バレルと過去最高水準を更新しており、需要は旺盛。


ニューヨーク金先物12月限は堅調推移、金12月限終値は1968.30ドル、32.60ドル高

パレスチナ自治区ガザの病院爆発で数百人が死亡した。イスラム組織ハマスはイスラエル軍の空爆によるものだと主張する一方、イスラエルはパレスチナの武装勢力がミサイル攻撃に失敗した結果だとした。アラブ諸国の指導者らはヨルダンの首都アンマンで予定されていたバイデン米大統領との首脳会談をキャンセルし、地政学的リスクが高まった。米国は病院爆発について「イスラエルには責任がない」ことが示されたと発表した。