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10月24日

投資被害について

ニューヨークダウは190ドル安、金利低下に連れハイテクが支援

米国株式市場はまちまち
ダウ平均は190.87ドル安の32,936.41ドル、ナスダックは34.52ポイント高の13,018.33で取引を終了した。
中東情勢の一段の緊迫化を警戒した売りに寄り付き後、大幅下落。その後10年債利回りが2007年以降で初めて5%に達したのち値ごろ感から低下に転じたことに連れハイテク中心に買戻しに拍車がかかりナスダックはプラス圏を回復した。さらに終盤にかけてハマスが新たに人質2人解放したと発表したほか、政府がイスラエルに対しガザ地上戦を延期するよう要請しているとの報道で警戒感が緩和し下げ止まった。ただ石油関連が重しとなりダウは下げを消せず、まちまちで終了。

23日のニューヨーク外為市場でドル・円は、149円71銭で引けた

米10年債利回りが上昇し2007年来の5%に達したのち低下に転じ、ドル売りが優勢となった。


ニューヨーク原油先物12月限は下落、原油12月限終値は85.49ドル、2.59ドル安

イスラエルとパレスチナの武装組織ハマスの武力衝突が続くなかで、外交的な解決を探る動きが広がっていることから、中東情勢の緊迫感がやや後退した。エジプトのラファ検問所を経由して、パレスチナ自治区ガザへの支援物資の搬入など人道支援が始まっているほか、ハマスは人質を一部開放した。ハマスがすべての人質を開放すれば、イスラエル軍は攻撃を停止すると期待されている。

一方イスラエル軍はガザ地区への爆撃を継続しているほか、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸地区への攻撃が激しくなっている。軍事的なガザ侵攻準備が整ったとの報道もある。

バイデン米政権がガザ地区への地上侵攻を遅らせるようイスラエルに進言したと複数の米メディアが報道した一方、カービー米報道官は「我々は彼らに条件を指図するようなことはしない」、「イスラエル軍がどのように作戦を行うかは彼ら自身が決める必要があるというのが我々の見解だ」と述べた。

米国がベネズエラに対する石油制裁を一時緩和したことから、ベネズエラからの供給量が拡大する公算であることは重し。来年のベネズエラ大統領選で公正性が確保されることが制裁緩和の条件。ただ資金不足のベネズエラの生産量がどれだけ回復するのか未知数。


ニューヨーク金先物12月限は弱含み、金12月限終値は1987.80ドル、6.60ドル安

欧米がイスラエルに対し人質解放を優先し、ガザ侵攻を遅らせていることを受けて利食い売りが出た。人質の解放が続いている。一方イスラエルの地上侵攻については、最終的にはイスラエル当局者次第だとされた。