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10月27日

投資被害について

ニューヨークダウは251ドル安、一部ハイテク企業の低調な決算に失望売り

米国株式市場は続落
ダウ平均は251.63ドル安の32,784.30ドル、ナスダックは225.62ポイント安の12,595.61で取引を終了した。
7-9月期国内総生産の予想以上の成長を受けリセッション懸念が後退しダウは上昇も、ハイテクは弱くまちまちで寄り付いた。その後もメタ・プラットフォームズやアルファべットなど一部主要ハイテク企業の冴えない決算に失望した売りが重しとなりナスダックが大幅続落。相場全体を圧迫し、終日軟調に推移した。終盤にかけ長期金利が低下に転じたことに連れ一時回復も戻りからの強い売りに押され結局、安値圏で終了。

26日のニューヨーク外為市場でドル・円は、150円41銭で引けた

米7-9月期国内総生産速報値や9月耐久財受注速報値が予想を上回る伸びとなったためドル買いが強まったのち、連邦準備制度理事会の利上げ終了が強いとの根強い観測に加え7年債入札が好調で長期金利が低下に転じたため伸び悩んだ。


ニューヨーク原油先物12月限は反落、原油12月限終値は83.21ドル、2.18ドル安

イスラエルと武装組織ハマスの衝突をきっかけとして中東情勢の緊迫感は高止まりしているものの、局所的な対立にとどまっており、供給の下振れリスクが現実となっていないことが相場を圧迫した。イスラエルのガラント国防相は「条件が整えば、すぐに地上攻撃が始まる」と繰り返しているが、パレスチナのガザ地区への侵攻時期は不明。

7-9月期の米国内総生産速報値が堅調で、需要見通しは引き続き楽観的だが、タカ派的な米金融政策が続くことを連想させた。高水準の金利は需要を圧迫する。来週は米連邦公開市場委員会が予定されている。

主要な米株価指数が一段安となり、下落基調が鮮明となっていることは原油市場の重し。米国内総生産は堅調だったが、米景気見通しの不透明感は根強い。米国債市場では荒っぽい値動きが続いており、米長期債利回りは急低下した。米7年債の入札が好調だったことが利回りを押し下げた。


ニューヨーク金先物12月限は下げ渋り、金12月限終値は1997.40ドル、2.50ドル高

イスラエルのネタニヤフ首相が、ガザへの地上侵攻に踏み切る準備を進めていると述べ。地政学的リスクが高まった。ただ2000ドル台を付けると利食い売りなどが出て上げ一服となった。一方第3四半期の米国内総生産速報値は前期比4.9%増と約2年ぶりの高い伸びとなった。ただコア個人消費支出指数が2.4%上昇と前四半期の3.7%から鈍化し、米国債の利回りが低下すると、ドル高が一服した。