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11月10日

投資被害について

ニューヨークダウは220ドル安、利上げサイクル終了期待が後退

米国株式市場は下落
ダウ平均は220.33ドル安の33,891.94ドル、ナスダックは128.96ポイント安の13,521.45で取引を終了した。
中銀の利上げ終了期待を受けた買いに寄り付き後上昇。その後、連邦準備制度理事会のパウエル議長発言を控えた警戒感に売りに転じた。終盤にかけ30年債入札が不調に終わったほか、パウエル議長がインフレの2%目標達成を依然確信できないと追加利上げも除外しない姿勢を示すと長期金利が急伸、連れて相場も大幅続落となり終了。

9日のニューヨーク外為市場でドル・円は151円36銭で引けた

連邦準備制度理事会の来年の利下げを織り込みドル売りが優勢となった。その後、米30年債入札が不調に終わり米国債利回りが大幅上昇、連邦準備制度理事会のパウエル議長が国際通貨基金会議での講演で、インフレ改善を歓迎もこの兆候が継続し2%目標達成の道のりにあるかどうかは確信できないとし、適切であれば追加引き締めも躊躇しない姿勢を示したため来年の利下げ観測が後退。ドル買いに一段と拍車がかかった。


ニューヨーク原油先物12月限は強含み、原油12月限終値は75.74ドル、0.41ドル高

今週にかけての急落を背景に反動高となった。ただ、来年以降の米景気見通しが不透明であると認識されているなかで、パウエル米連邦準備制度理事会議長が 「適切な場合の追加利上げを躊躇せず」、「2%インフレ達成へのスタンスに到達したと確信を得ず」などと述べ、タカ派寄りだったことが重しとなった。高値から押し戻されて引けている。

米ホワイトハウスによると、パレスチナ自治区ガザから民間人が避難するため、イスラエルは毎日4時間戦闘を休止する。イスラエル軍も人道支援のため、短時間の局所的な戦闘休止を実施すると表明した。ただ、イスラエルはいかなる停戦にも同意していないとしている。

サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相は原油安について、投機筋が問題であり、需要ではないとの認識を示した。同エネルギー相は「人々は弱いと装っている」、「すべて策略である」などとも述べた。


ニューヨーク金先物12月限は小幅高、金12月限終値は1969.80ドル、12.00ドル高

ドル高一服をきっかけに買い戻された。米新規失業保険申請件数は減少したが、継続受給件数が7週連続で増加した。一方パウエル米連邦準備制度理事会議長は、適切なら一段の政策引き締めを躊躇しないと述べた。