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11月15日

投資被害について

ニューヨークダウは489ドル高、消費者物価指数の改善で利上げ終了期待高まる

米国株式市場は大幅上昇
ダウ平均は489.83ドル高の34,827.70ドル、ナスダックは326.64ポイント高の14,094.38で取引を終了した。
10月消費者信頼感指数が予想を下回ったため長期金利低下に連れて買われ、寄り付き後上昇。その後、連邦準備制度理事会の利上げ終了観測や来年の利下げ観測が一段と強まり、買いに拍車がかかった。金利先高観の後退でハイテクも買われ、ショートカバーを巻き込み相場をさらに押し上げ。終盤にかけて相場は上げ幅を拡大し終了した。

14日のニューヨーク外為市場でドル・円は150円38銭で引けた

米10月消費者物価指数で伸びが予想以上に鈍化、特に米連邦準備制度理事会がインフレ指標として注視しているコア指数は前年比で予想外の伸び鈍化で2年ぶりの低い伸びにとどまったため利上げ終了観測や来年の利下げ観測がさらに強まり、長期金利低下に伴いドル売りが加速。


ニューヨーク原油先物12月限は横ばい、原油12月限終値は78.26ドル、0.00ドル

10月の米消費者物価指数発表のあと大きくドル安に振れ米株も上昇するなか、前日の石油輸出国機構に続き国際エネルギー機関が月報で2023年、2024年ともに世界石油需要の伸びを上方修正したことに支援されて戻り高値をさらに更新した。しかし米国の時間帯後半には高値を維持できずその上げ幅を失う展開となった。引け後に発表される米石油協会の週報で先週に続き原油在庫が急増するとの思惑が手じまいを加速させた。

12月限は、アジアの時間帯の時間外取引では78ドル台半ばを中心にこう着した値動きとなった。そのあと欧州の時間帯にはやや軟化して78ドル台前半のもみ合いとなり、米国の時間帯序盤にこの日の安値となる77.79ドルを付けた。しかしその後は大幅なドル安進展や米株高を背景に大きく戻す展開となり、直近の戻り高値を更新して79.77ドルまで急伸した。しかし後半はその上げ幅を完全に失う展開となり、78ドル台前半まで反落した。

この日発表された国際エネルギー機関の月報では2023年、2024年ともに世界石油需要の伸びが上方修正された。まず2023年の世界石油需要の伸びは前年比日量240万バレルと、前月の同230万バレルから上方修正された。うち同180万バレルの伸びは中国の増加分になるという。これにより同年の世界石油需要は同1億200万バレルに増加する見込み。
また2024年の世界石油需要の伸びも同93万バレルと、前月の90万バレルから上方修正された。これにより同年の世界石油需要は同1億293万バレルと過去最高になる見込み。

この日発表された10月の米消費者物価指数は総合指数が前月比横ばい、コア指数も同0.2%上昇と、ともに事前予想を下回った。米インフレの後退でドル安進展、米株高の反応となった。

米国自動車協会はこの日、23日のサンクスギビンクデーの祝日に続く週末にかけて、全米で5540万人が自宅から50マイル以上移動するとの見通しを発表した。これは2000年代に入って3番目の人出の多さとなる。

石油タンカーなどの追跡調査会社ヴォルテックサによると、11月10日現在の世界洋上原油在庫は前週比26%減の5817万バレルとなった。これは2年9カ月ぶり低水準。


ニューヨーク金先物12月限は強含み、金12月限終値は1966.50ドル、16.30ドル高

10月の米消費者物価指数は前年同月比で3.2%上昇した。伸びは前月の3.7%から縮小し市場予想の3.3%も下回った。12月の米連邦公開市場委員会での金利据え置きが見込まれ、ドル安に振れた。