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11月16日

投資被害について

ニューヨークダウは163ドル高、ソフトランディング期待

米国株式市場は続伸
ダウ平均は163.51ドル高の34,991.21ドル、ナスダックは9.45ポイント高の14,103.84で取引を終了した。
10月生産者物価指数が予想以上に鈍化したため利上げ終了観測を一段と強め、寄り付き後上昇。ディスカウント小売のターゲットの好決算や比較的堅調な小売売上高などを受けソフトランディング期待を受けた買いが強まったほか、中国が不動産セクターを対象に追加支援を検討しているとの観測や米中首脳会談を受けた関係改善が国内企業の売り上げ増につながるとの期待を受けた買いも手伝いダウは終日堅調に推移。一方、長期金利が上昇したためハイテクは伸び悩み一時下落に転じるも底堅く推移し終了した。

15日のニューヨーク外為市場でドル・円は151円38銭で引けた

米10月生産者物価指数の伸びが予想以上に鈍化したため米連邦準備制度理事会の利上げ終了観測が強まり一時ドル売りが加速。しかし米小売売上高が警戒された程悪化せず、ニューヨーク連銀製造業景気指数も予想外のプラス改善を受けて景気が底堅いとの見方が広がり、長期金利が上昇に転じドル買いが再開。また欧州通貨安でドル買いが強まった。


ニューヨーク原油先物12月限は下落、原油12月限終値は76.66ドル、1.60ドル安

米エネルギー情報局が発表した週報で、米原油在庫が8月以来の水準まで増加し、積み増しが続いていることが重しとなった。製油所稼働率は86.1%まで上昇したものの、季節的な定期改修を背景に低水準での推移が続いており、原油消費量は回復していない。一方米原油生産量は日量1320万バレルと、統計開始以来の最高水準で横ばい。

10月の米小売売上高が前月比0.1%減となり、今年3月以来のマイナスとなったことは重し。金利負担の拡大や貯蓄減少、学生ローンの返済再開が消費を圧迫しており、年末商戦を冷え込ませるリスクが意識されている。

今月の石油輸出国機構プラスの閣僚会合を控えた思惑は支援要因。サウジアラビアやロシアは来年も自主的な供給制限を継続するとみられている。


ニューヨーク金先物12月限は伸び悩み、金12月限終値は1964.30ドル、2.20ドル安

米経済指標がまちまちの内容となるなか、ドル高に振れたことが圧迫要因になった。
10月の米小売売上高は前月比0.1%減少した。ただ市場予想ほどは落ち込まなかった。また米生産者物価指数は前年同月比1.3%上昇した。伸びは前月の2.2%から縮小し、予想の1.9%も下回った。一方11月のニューヨーク連銀製造業景況指数はプラス9.1に上昇、前月はマイナス4.6。市場予想のマイナス3から予想外に回復した。