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11月17日

投資被害について

ニューヨークダウは45ドル安、消費の先行き不安が重し

米国株式市場はまちまち
ダウ平均は45.74ドル安の34,945.47ドル、ナスダックは9.84ポイント高の14,113.67で取引を終了した。
ディスカウント小売のウォルマートなど主要小売企業の悲観的な消費見通しを警戒した売りに寄り付き後、下落。消費の鈍化懸念がくすぶりダウは終日軟調に推移した。ナスダックも需要鈍化懸念が重しとなり上値の重い展開となったが、長期金利の低下が支援し終盤にかけてプラス圏を回復。ダウも下げ幅を縮小し終了した。

16日のニューヨーク外為市場でドル・円は150円77銭で引けた

米先週分新規失業保険申請件数が前回から予想以上に増加し、労働市場のひっ迫緩和の結果を受け連邦準備制度理事会の利上げ終了観測が一段と強まり、長期金利低下に伴うドル売りが強まった。その後メスター米クリーブランド連銀総裁がインフレ改善の一段の証拠が見たいとし、「私の考えでは利下げは議論対象ではない」と依然慎重な姿勢を示すと、ドル売りが一段落した。


ニューヨーク原油先物1月限は大幅安、原油1月限終値は73.09ドル、3.70ドル安

来年の世界的な景気悪化見通しが相場を圧迫した。今週の米経済指標はインフレ率の鈍化、消費の弱含み、雇用環境の緩みを示唆しており、来年は今年よりも厳しい年になるとみられている。米新規失業保険申請件数の4週間移動平均は22万250件まで増加し、9月以来の高水準となった。米失業保険の継続受給者数は186万5000件まで拡大して、約2年ぶりの高水準を記録している。

今週、米エネルギー情報局が発表した米週間石油在庫統計で、米原油在庫が増加を続けたことは重し。季節的な製油所稼働率の低迷が続いており、原油消費量は回復していない。ただ製油所稼働率が低水準で推移しているため、製品在庫は引き締まっている。


ニューヨーク金先物12月限は上昇、金12月限終値は1987.30ドル、23.00ドル高

米輸入物価指数の低下などが支援要因になった。10月の米輸入物価指数は前月比0.8%低下と7カ月ぶりの大きさとなり、事前予想の0.3%低下も下回った。また米新規失業保険申請件数が増加し、労働市場の緩和が示唆された。