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11月22日

投資被害について

ニューヨークダウは62ドル安、小売り企業決算が強弱まちまち

米国株式市場は反落
ダウ平均は62.75ドル安の35,088.29ドル、ナスダックは84.55ポイント安の14,199.98で取引を終了した。
一部小売り企業の低調な決算や悲観的な見通しを警戒し、寄り付き後下落。10月シカゴ連銀全米活動指数や10月中古住宅販売件数が予想を下回ったため、低調な景気を警戒した売り圧力も強まり相場を圧迫、終日軟調に推移した。連邦準備制度理事会が公表した前回11月開催分の連邦公開市場委員会議事要旨でもインフレの改善動向次第で追加引き締めも適切との考えが示され金利先高観も更なる売り材料となり上値を抑制し終了。

21日のニューヨーク外為市場でドル・円は148円38銭で引けた

米10月シカゴ連銀全米活動指数が予想外に3カ月連続のマイナスとなったほか、米10月中古住宅販売件数が予想以上に9月から減少し13年ぶり低水準になり、ドル売りが続いた。そののち連邦準備制度理事会の連邦公開市場委員会議事要旨公表を控えてドルのショートカバーが強まった。さらに議事要旨ではインフレの改善が不十分であれば追加引き締めが適切となると言及し、利上げ終了の思惑や来年の利下げ観測が弱まりドル買いが一段と強まった。


ニューヨーク原油先物1月限は下げ渋り、原油1月限終値は77.77ドル、0.06ドル安

26日の石油輸出国機構プラスの閣僚会合や、米感謝祭の休場を控えて方向感が乏しかった。感謝祭を前にすでに休暇入りする市場参加者は多く、出来高はしぼんでいる。石油輸出国機構プラスは追加減産を検討する可能性があると伝わっているものの、今週に入ってから生産量の調節についての続報が見当たらないことも模様眺めムードの背景。

サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子は、すべての国家に対してイスラエルへの武器や弾薬の供給停止を呼びかけた。イスラエルとハマスは一時的な停戦に近づいていると伝わっているものの、パレスチナ情勢は依然として不透明。


ニューヨーク金先物12月限は堅調推移、金12月限終値は2001.60ドル、21.30ドル高

時間外取引でドル安に振れ、買い戻されたことや米国債の利回り低下が支援要因になった。ただ市場で米連邦準備制度理事会の利上げ停止見通しが強いことに対し、米連邦公開市場委員会議事録でインフレ低下の進展が不十分であることを示す情報が入ってきた場合にのみ、金利を引き上げる必要があるとの見解で一致したとされ、タカ派姿勢が示されたことに上値を抑えられた。