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11月28日

投資被害について

ニューヨークダウは56ドル安、利益確定売りが上値を抑制

米国株式市場は下落
ダウ平均は56.68ドル安の35,333.47ドル、ナスダックは9.83ポイント安の14,241.02で取引を終了した。
サイバーマンデーで強いオンライン売り上げを期待した買いに寄り付き後上昇。ただ10月新築住宅販売件数や11月ダラス連銀製造業活動指数が予想を下回り景気への懸念が再燃し、ダウは下落に転じた。連邦準備制度理事会の利上げ終了を織り込み長期金利が再び低下したためハイテクは一時買われたが終盤にかけ失速し、高値付近からの利益確定売りにおされ主要株式指数は下落で終了。

27日のニューヨーク外為市場でドル・円は148円68銭で引けた

米2年債入札が低調で一時ドル買いが強まったが、米10月新築住宅販売件数や11月ダラス連銀製造業活動指数が予想を下回り、5年債入札結果も比較的堅調だったため長期金利低下に伴うドル売りが強まった。


ニューヨーク原油先物1月限は弱含み、原油1月限終値は74.86ドル、0.68ドル安

足元の主要国経済の弱含みや、来年の米景気悪化見通しが重しとなった。これまでの金融引き締めの効果もあって主要国の物価上昇率は鈍化しているものの、インフレ率の正常化が遅れる場合に高水準の政策金利が続くリスクがあり、景気見通しは不透明。

30日に延期された石油輸出国機構プラスの閣僚会合で追加減産が見送られるとみられていることは圧迫要因。ただロイター通信が追加減産の可能性について再び伝えると、下げ幅を消す場面があった。


ニューヨーク金先物12月限は強含み、金12月限終値は2012.40ドル、9.40ドル高

中国の工業利益の増加幅が縮小し、投資家心理が悪化したことが支援要因になった。
また10月の米新築一戸建て住宅販売戸数は年率換算で前月比5.6%減の67万9000戸だった。市場予想の72万3000戸を下回った。米連邦準備制度理事会の利上げ停止見通しに変わりはなく、押し目は買われた。