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12月6日

投資被害について

ニューヨークダウは79ドル安、金利低下でハイテクに買い戻し

米国株式市場はまちまち
ダウ平均は79.88ドル安の36,124.56ドル、ナスダックは44.42ポイント高の14,229.91で取引を終了した。
JOLT求人件数が予想を下回り労働市場の鈍化が明らかになり、景気減速を警戒した売りに寄り付き後下落。ダウは終日軟調に推移した。ただ長期金利の低下でハイテクは買い戻され、ナスダックは上昇に転じ相場の下値を支えまちまちで終了。

5日のニューヨーク外為市場でドル・円は147円20銭で引けた

米10月JOLT求人件数が予想外に900万件割れ2021年3月来で最低となったため、連邦準備制度理事会の利上げ終了観測が一段と強まり金利低下に連れドル売りが優勢となった。その後欧州通貨安に加え、今週発表される米11月雇用統計での雇用の伸び拡大を織り込む動きにドル買いが再開。


ニューヨーク原油先物1月限は弱含み、原油1月限終値は72.32ドル、0.72ドル安

来年1-3月期の供給過剰見通しが引き続き相場を圧迫した。例年1-3月期は需要が弱く在庫が積み上がりやすい時期で、石油輸出国機構プラスの追加減産が不十分であるとみられている。主要国のインフレ率は低下しているが、利下げを開始するまでの期間が不透明で景気悪化が警戒されていることも重し。

ロシアのノバク副首相は、先週の石油輸出国機構プラスの合意で「1-3月期に通常見られる季節的な需要減少期を市場が安全に乗り切れるようになるはずだ」と述べた一方「現在の措置が十分でない場合には、石油輸出国機構プラスは投機とボラティリティーを回避するために追加措置を講じるだろう」と語った。ただ足元の原油安をけん制したものの、相場の反応は限定的だった。

10月の米求人件数が873万3000件まで減少し、2021年3月以来の低水準となったことは来年の米利下げ開始観測を強めた。ただ来週の米連邦公開市場委員会で利上げの打ち止めが示唆されるとの期待感は限定的。


ニューヨーク金先物2月限は伸び悩み、金2月限終値は2036.30ドル、5.90ドル安

時間外取引では、ドル堅調から一時2040ドル割れを試したが、押し目買いの動きが根強くプラスサイドに浮上し小高く推移。日中取引では前半から売り優勢となった。10月の米求人件数が873万人と事前予想を大きく下回ったが、11月の米供給管理協会非製造業景気指数が事前予想、前月の数値を上回 り、強気の数字となったことなどドルが対ユーロで堅調に推移したことから軟調な展開 を強いられ、ジリ安となり、調整安が続いた。
この日のユーロドルは1ユーロ=1.0800ドル割れとなり11月14日以来の安値をつけた。