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12月7日

投資被害について

ニューヨークダウは70ドル安、景気減速を警戒

米国株式市場は下落
ダウ平均は70.13ドル安の36,054.43ドル、ナスダックは83.20ポイント安の14,146.71で取引を終了した。
民間部門の雇用者数の伸びが予想を下回り労働市場のひっ迫緩和で連邦準備制度理事会の利上げ終了観測が一段と強まり安心感から買われ、寄り付き後上昇。その後、景気減速への警戒感に加えて週後半に発表予定の雇用統計への警戒感などで買いが続かず失速した。終盤にかけて年初来最高値付近での高値警戒感などに利食い売りが優勢となり相場は下落に転じ終了。

6日のニューヨーク外為市場でドル・円は147円31銭で引けた

ADP雇用統計で伸びが拡大予想に反し縮小したため長期金利低下に伴うドル売りが優勢となった。その後米7-9月期非農業部門労働生産性改定値が予想を上回ったほか、雇用統計の発表を控えた調整でドルの買戻しが強まった。


ニューヨーク原油先物1月限は大幅安、原油1月限終値は69.38ドル、2.94ドル安

来年の世界的な景気悪化や需要下振れを警戒した売りが続いた。今週の米求人件数や米ADP雇用者数は弱く、米経済には悪化の兆候があるがインフレ率はまだ目標水準に十分近づいておらず、来週の米連邦公開市場委員会ではタカ派的な据え置きが続くと警戒されている。

先週の会合で石油輸出国機構プラスは減産を強化したものの、景気悪化による需要の弱含みで供給過剰は避けられないと警戒されている。例年1-3月期は需要が弱いことも相場の重し。クウェートやアルジェリアから口先介入が続いたが相場の反応は見られず。

米エネルギー情報局の週報で原油在庫は減少した。季節的な定期改修を終えた製油所が稼働を再開し、製油所稼働率が90.5%まで回復したことが背景。ただ原油輸入量が日量750万8000バレルまで増加したことは原油在庫の取り崩しを限定した。


ニューヨーク金先物2月限は強含み、金2月限終値は2047.90ドル、11.60ドル高

11月の全米雇用報告によると、民間部門雇用者数は10万3000人増と市場予想の13万人増を下回った。製造業で減少し、労働市場の減速が示された。米国債の利回りは低下したが発表後のドル安は一服した。