12月8日
投資被害について
ニューヨークダウは62ドル高、ハイテクがけん引
米国株式市場は反発
ダウ平均は62.95ドル高の36,117.38ドル、ナスダックは193.28ポイント高の14,340.00で取引を終了した。
連邦準備制度理事会の利上げ終了期待に買いが続き、寄り付き後上昇。特にAI技術への期待再燃で半導体のアドバンスト・マイクロ・デバイセズなどを中心にハイテクが強く、相場全体の上昇を後押しした。終盤にかけ上げ幅を拡大し終了。
7日のニューヨーク外為市場でドル・円は144円13銭で引けた
日銀の総裁、副総裁の発言を受けマイナス金利解除の基盤づくりとの見方が急速に広がり、最速で次回12月金融政策会合での政策変更の思惑が強まり円買いが加速。重要な節目を巡るテクニカルな動きやストップロスを巻き込み乱高下した。
ニューヨーク原油先物1月限は下げ渋り、原油1月限終値は69.34ドル、0.04ドル安
来年の世界的な景気悪化による需要下振れを警戒した売りが続いた。来週の米連邦公開市場委員会では追加利上げに含みをもたせつつ、政策金利の据え置きが続く公算で、金利高による米経済の腰折れが意識されている。今週発表された一連の米雇用関連指標は弱く米雇用環境の軟化が想定されるものの、タカ派的な舵取りが続く見通し。
11月の中国貿易統計でドル建ての輸入額が再び前年割れとなったことも景気見通しの不透明感を強めた。世界のサプライチェーンの中心である中国の輸入回復は世界的な消費拡大を示唆するものの、輸入の弱含みが続いている。
再来週の日銀金融政策決定会合を見据えて、日本の長期債が急落し米国債にも売りが波及したことは懸念要因。日銀の超緩和的な金融政策のさらなる修正が警戒されているほか、季節的に世界の債券市場の流動性が乏しくなりつつあり、利回りの急激な変動による金融市場の混乱が警戒されている。8日には米雇用統計の発表も控えている。
ニューヨーク金先物2月限は伸び悩み、金2月限終値は2046.40ドル、1.50ドル安
米新規失業保険申請件数は1000件増の22万件と労働市場の緩やかな減速を示した。ただ市場予想の22万2000件を下回った。市場では11月の米雇用統計の発表が待たれた。