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12月20日

投資被害について

ニューヨークダウは251ドル高、長期金利低下を好感

米国株式市場は続伸
ダウ平均は251.90ドル高の37,557.92ドル、ナスダックは98.03ポイント高の15,003.22で取引を終了した。
11月住宅着工件数の予想外の改善でソフトランデイング期待を受けた買いが続き寄り付き後、上昇。リッチモンド連銀のバーキン総裁がインフレを巡り進展が続けば適切に対応すると利下げの可能性を示唆し、長期金利の低下を好感した買いも相場を押し上げ終日堅調に推移した。終盤にかけ相場は上げ幅を拡大し、ダウは連日で過去最高値を更新し終了。

19日のニューヨーク外為市場でドル・円は、143円84銭で引けた

米国の11月住宅着工件数が予想外に大幅増加となりドル買いが強まった後、リッチモンド連銀のバーキン総裁がインフレ鈍化継続なら利下げ実施を示唆したことを受けてドル売りが優勢になった。ただアトランタ連銀ボスティック総裁が緩やかなペースでの利下げを再び予想し、ドル買いはやや持ち直した。


ニューヨーク原油先物2月限は続伸、原油2月限終値は73.94ドル、1.12ドル高

パレスチナ自治区で軍事行動を継続するイスラエルに対抗する目的で、イランが支援するイエメンの武装勢力アンサール・アッラーが紅海での商船攻撃を続けており、供給の混乱が引き続き意識されている。米国が提案していた多国籍部隊が発足し、紅海の安全を守る「プロスペリティ・ガーディアン作戦」が始動するものの、供給網が正常化するのか不透明。この海域での多国籍部隊にはイランが強く反発している。

紅海で編成される多国籍部隊に対して、アンサール・アッラーはこの航路でイスラエルに関連する船舶に対する現在進行中の作戦を妨害すれば正当な標的になると警告した。プロスペリティ・ガーディアン作戦には米国のほか、英国、カナダ、フランス、イタリア、スペイン、オランダ、ノルウェー、バーレーン、セーシェルなどが参加する。

来年の米利下げ開始観測は支援要因。米経済の不透明感が後退している。ボスティック米アトランタ連銀総裁は来年後半の利下げ開始を示唆した。ただ来年初めの金融緩和開始には否定的。


ニューヨーク金先物2月限は強含み、金2月限終値は2052.10ドル、11.60ドル高

11月のユーロ圏消費者物価指数上昇率は前年同月比で2.4%と10月から低下した。ただコアインフレは3.6%と高水準で推移しており、欧州中央銀行は高金利を維持するとみられている。ユーロ高に振れ金の支援要因になった。