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1月11日

投資被害について

ニューヨークダウは170ドル高、ハイテクがけん引

米国株式市場は上昇
ダウ平均は170.57ドル高の37,695.73ドル、ナスダックは111.94ポイント高の14,969.65で取引を終了した。
今週予定されている重要インフレ指標や銀行決算の発表を控えた調整が続き、寄り付き後小幅高。長期金利が上昇に転じたため一時相場は下落に転じたが、ソフトランディング期待を受けた買いやハイテクの買いが下値を支え終盤にかけて上げ幅を拡大した。引けにかけニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁がバランスシート縮小ペースを減速する段階にはまだ達していないとの発言を受けて上昇が一服し終了。

10日のニューヨーク外為市場でドル・円は145円79銭で引けた

米12月消費者物価指数の発表を控え米長期金利が上昇しドル買いが強まった。同時に日本の賃金の伸びが予想を下回ったため日銀が緩和策を当面維持するとの見方に伴う円売りが優勢となった。


ニューヨーク原油先物2月限は弱含み、原油2月限終値は71.37ドル、0.87ドル安

米エネルギー情報局が発表した週報で原油や石油製品の在庫が増加したことが重しとなった。製品在庫が急速に積み上がっているなかで、製油所稼働率は92.9%まで低下し、原油在庫を押し上げた。時期的に石油製品需要は日量1960万5000バレルと低迷しており、冬場は在庫が積み上がりやすい。

昨年末にかけてユーロ圏が景気後退に入った可能性があり、今年の景気が不透明であることは需要見通しを圧迫。欧州中央銀行のシュナーベル理事はユーロ圏の景気後退が最悪期を脱したとしても、見通しは厳しいままであるとの認識を示した。物流の要所である紅海で、イエメンのアンサール・アッラーは米国の艦隊などに対する攻撃を強めており、ユーロ圏の物価は下支えされる見通し。

今年の米利下げ開始観測は支援要因。11日には昨年12月の米消費者物価指数が発表される。米物価上昇率の鈍化ペースは穏やかになると想定されているものの、インフレ率の減速は続く見通し。


ニューヨーク金先物2月限は弱含み、金2月限終値は2027.80ドル、5.20ドル安

12月の米消費者物価指数の発表を控えるなか、米連邦準備制度理事会の利下げ期待の行き過ぎが警戒された。格付け会社フィッチのエコノミストは、米経済について、力強さの兆しが出ているため年内の景気後退はもはや予測していないとの見解を示し、年内に3回の利下げを実施する公算が大きいとの見方を示した。