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1月17日

投資被害について

ニューヨークダウは231ドル安、利下げ期待が後退

米国株式市場は下落
ダウ平均は231.86ドル安の37,361.12ドル、ナスダックは28.41ポイント安の14,944.35で取引を終了した。
金融セクターの下げが重しとなり寄り付き後、下落。航空機メーカー、ボーイングや携帯端末アップルの下落も相場を一段と押し下げ。空軍によるフーシ派に対する報復攻撃の報道で地政学的リスクの上昇を受けた売りも強まった。また連邦準備制度理事会のウォラー理事が年内の利下げが可能だが迅速な利下げは必要ないと慎重な対応を支持したため大幅利下げ観測が後退。金利上昇に連れ下げ幅を拡大したのち終盤にかけて下げ止まり終了した。

16日のニューヨーク外為市場でドル・円は147円20銭で引けた

米1月ニューヨーク連銀製造業景気指数が予想外に、パンデミックによる経済封鎖直後以降で最低に落ち込んだため一時ドル買いが後退。しかし連邦準備制度理事会のウォラー理事が利下げを巡り、秩序だって慎重であるべきで迅速な対応の必要がないとの考えを示したため金利が一段と上昇し、ドル買いに拍車がかかった。


ニューヨーク原油先物2月限は弱含み、原油2月限終値は72.40ドル、0.28ドル安

米国の時間帯序盤まではイエメンの武装組織フーシ派と英米軍の緊迫化や、イランの革命防衛隊がイラク北部クルド人自治区にあるイスラエルの情報機関「モサド」の拠点やシリアにあるイスラム国を攻撃するなど、中東の地政学リスクが高まっていることに支援されたが、その後は米債の利回りが上昇するなか、ドル高が進展してドルインデックスがほぼ1カ月ぶりの高値水準となったことや米株も下落したことで、原油も上げ幅を失う展開となり結局はマイナスサイドに振れた。

2月限はアジアの時間帯の時間外取引では72ドル台前半を中心としたもみ合いとなった。そのあと欧州の時間帯にはそのもみ合いレンジの上限を抜けて73ドル台に乗せて、米国の時間帯序盤にこの日の高値となる73.56ドルを付けた。しかしその後はその高値から大きく崩れて72ドル台割れまで下落した。その後いったん72ドル台半ばまで反動高となり、帳入値は72.40ドルとなったものの、後半に再び反落して再び72ドル台を割り込んでいる。

ドルインデックスは急伸して昨年12月13日以来ほぼ1カ月振りの103ポイント台に乗せとなった。
紅海での緊張の高まりにより、日本郵船は16日、紅海での全船舶の運航を停止したと発表した。これにより同社、商船三井、川崎汽船の国内海運大手3社が紅海の運航停止を決定している。

また米ウォール・ストリート・ジャーナルによると、英系石油メジャーのシェルも紅海~スエズ運河の運航停止を決定した。


ニューヨーク金先物2月限は反落、金2月限終値は2030.20ドル、21.40ドル安

欧州中央銀行理事会メンバーであるナーゲル独連銀総裁は、インフレ率が依然として高いため、欧州中央銀行が利下げを議論するのは時期尚早と述べた。米シカゴ連銀のグールズビー総裁は、金融市場は今年の積極的な利下げ軌道を想定しており、政策当局者らよりも先走っている可能性があるとの考えを示した。欧米の金融当局者の利下げけん制発言が相次いだことを受けて利下げ観測が後退した。