6月4日
投資被害について
ニューヨーク金、中心限月8月限は30.3ドル高、白金も高く中心限月の7月限が21.8ドル高、原油は反落0.55ドル安の48.62。
米労働省が3日発表した5月の雇用統計によると、非農業部門の就業者数は、季節調整済みで前月比3万8000人増(前月は12万3000人増)となり、伸びが大幅に鈍化しています。増加幅は、就業者数がマイナスだった2010年9月(5万2000人減)以来5年8カ月ぶりの低調な結果に終わっています。失業率は4.7%で前月より0.3ポイント改善した。 米連邦準備制度理事会は6月の追加利上げを視野に入れるが、強い逆風になりそうだ。 FRBのイエレン議長は5月27日、景気の改善が続けば「ここ数カ月で追加利上げが適切になる」との考えを示し、6月14、15日に開く次回の連邦公開市場委員会(FOMC)か7月26、27日の次々回会合で、昨年12月以来となる利上げを検討している。 米経済は個人消費が持ち直しているものの、今回の統計で雇用改善が大きく鈍ったことで、6月の利上げは難しくなりそうだ。6月23日には英国で欧州連合(EU)からの離脱の是非を問う国民投票も予定されており、結果次第では金融市場が動揺する恐れもある。