6月28日
投資被害について
NY株式:ダウは260ドル安。
NYダウ 終値 :17140.24 前日比:-260.51
始値 :17355.21 高値 :17355.21 安値 :17063.08
27日の米国株式相場は下落。ダウ平均は260.51ドル安の17140.24、ナスダックは113.54ポイント安の4594.44で取引を終了した。英国の欧州連合離脱決定を受けた欧州経済の先行き不透明感を嫌気し全面安、米国株にも売りが広がった。投資家心理の悪化から欧州で事業を展開する金融、自動車銘柄などが大きく下落し、終日軟調推移となった。ダウは一時330ドルを超す下落となった。
27日のニューヨーク外為市場でドル・円は、101円48銭から102円13銭へ上昇し、102円00銭で引けた。ユーロ・ドルは、1.1022ドルで引けた。ユーロ・円は、111円42銭から112円58銭まで上昇した。米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が英国の格付けを引き下げた(AAAからAAに格下げ)
ニューヨーク原油は続落、8月限終値は46.33ドル、マイナス1.31ドル。英国EU離脱を受けて、金融市場の混乱が継続している。為替市場では、ポンド、ユーロに対してドルが上昇。ドル建ての原油価格の割高感が強まったことが売り要因となった。チャート上では、サポートラインと見られていた50日移動平均線をやや割り込んでおり、下に動く可能性がでてきた。一方、先週末に米石油サービス会社が、米石油生産向けのリグ稼動数の減少を発表。
ニューヨーク金は小幅続伸、8月限終値は1324.70ドル、プラス2.3ドル。英国EU離脱を受けて、引続き株式、為替など金融市場は荒い値動きが見られる。欧米株が全面安となったことからリスク回避の金買いは継続。また、ドルがユーロに対して一段高となったことも影響した。チャート上では、50日移動平均線をサポートとした強いトレンドが見られる。14年7月以来の水準まで上昇しており、下げトレンドは転換する可能性が高い。