6月29日
投資被害について
NY株式:ダウは269ドル高
NYダウ 終値 :17409.72 前日比:+269.48
始値 :17190.51 高値 :17409.72 安値 :17190.51
28日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は269.48ドル高の17409.72、ナスダックは97.42ポイント高の4691.87で取引を終了した。英国の欧州連合離脱による懸念が一服し、欧州株が全面高となった流れを受けて買いが先行。6月消費者信頼感指数が昨年10月以来の高水準となったことが好感された。昨日に売り込まれた金融銘柄を中心に買い戻しも広がり、終日堅調推移となった。
28日のニューヨーク外為市場でドル・円は、102円31銭から102円84銭へ上昇し、102円80銭で引けた。ユーロ・ドルは、1.1035ドルへ下落後、1.1091ドルへ上昇し、1.1072ドルで引けた。
ニューヨーク原油は3日ぶりに反発、8月限終値47.85ドル、プラス1.52ドル。英国EU離脱決定に関する混乱が一服したことなどから、買い戻される展開となった。日本時間の29日0時過ぎに上げ幅を縮小する場面が見られたものの、引けにかけて再び上昇した。一部では欧州最大の産油国であるノルウェーで油田・ガス開発の労働者がストライキを計画しているもよう。7月1日までに賃金交渉が成立しない限り、翌日からストライキに踏み切るとのこと。供給力低下の可能性が意識されて、思惑的な買いも入りやすい地合いとなった。
ニューヨーク金は3日ぶりに反落、8月限終値1317.90ドル、マイナス6.80ドル。英国EU離脱決定に関する混乱が一服したことなどから、足元上昇していた分、利益確定の流れがやや強まった。ただ、欧州首脳会議では、英国とEU側との交渉開始に絡んだ前向きな話が聞かれていないことから、英EU離脱に関する混乱は長期化するとの声は多い。