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7月1日

投資被害について


NY株式:ダウは235ドル高
NYダウ  終値 :17929.99  前日比:+235.31
     始値 :17712.76  高値 :17930.61  安値 :17711.80

30日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は235.31ドル高の17929.99、ナスダックは63.43ポイント高の4842.67で取引を終了した。英国の欧州連合離脱決定を受けて欧州中央銀行が債券購入の条件緩和を検討していることが報じられ、欧州株がほぼ全面高となり買いが先行。週間新規失業保険申請件数が予想に一致したほか、6月シカゴ購買部協会景気指数が予想を上回る堅調な内容となったことも好感された。

30日のニューヨーク外為市場でドル・円は、102円36銭へ下落後、103円29銭まで上昇した。ユーロ・ドルは、1.1124ドルから1.1024ドルまで下落した。ユーロ・円は、113円34銭へ下落後、114円69銭へ上昇。

ニューヨーク原油は反落、8月限終値は48.33ドル、マイナス1.55ドル。欧米株の続伸などから、1バレル50ドル台定着が期待されたが、足元の短期的な反発に対する利益確定の流れに押された。また、英中央銀行による緩和期待からドルが欧州通貨に対して上昇したことも、売りを呼ぶ材料となった。ただ、ノルウェーでストライキ実施の可能性が高まっていることが意識されて、需給の思惑から下を叩くような動きは観測されず。50日移動平均線を下回る展開とはならなかった。今後、ナイジェリアやカナダなど、これまで大きく落ち込んでいた産油国の生産が回復してくると見られ、また6月にはイランが引き続き生産を増やしたと見られるので潤沢な供給は改めて相場の重石となりそうだ。需要面では、中国の景気減速に対する懸念も依然として強く、更なる下げも十分に考えられる。

ニューヨーク金は反落、8月限終値は1320.60ドル、マイナス6.30。欧州金融当局による緩和期待などから、ユーロ、ポンドなど欧州通貨に対してドルが上昇。ドルの代替資産として買われていたドルは弱い展開となった。チャート上では、引続き1300ドルがサポートラインとして意識されている。24日に上影を残したあとはもみ合いとなっているが、英国EU離脱に対する中長期的な不透明感などを背景に金相場は強い地合いが続くと想定する。