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7月6日

投資被害について


NY株式:ダウは108ドル安
NYダウ  終値 :17840.62  前日比:-108.75
     始値 :17904.45  高値 :17904.45  安値 :17785.28

5日の米国株式相場は下落。ダウ平均は108.75ドル安の17840.62、ナスダックは39.67ポイント安の4822.90で取引を終了した。連休中に発表された6月の英国建設業購買担当者景況指数やサービス業PMIが予想を下振れ、欧州連合離脱を巡る同国経済への懸念が再燃したことで米国株にも売りが広がった。原油相場の下落も嫌気され、終日軟調推移となった。 明日はFOMC議事録が公表される。6月のFOMCではイエレン議長は英国が欧州連合を離脱した場合には米国の経済見通しにも影響を及ぼすとの見解を示しており、中長期的な米国経済への影響についてどのような議論が行われたのかに注目したい。

5日のニューヨーク外為市場でドル・円は、101円91銭から101円45銭へ下落し101円75銭、ユーロ・ドルは、1.1167ドルから1.1063ドルへ下落し1.1076ドル、ユーロ・円は、113円61銭から112円40銭へ下落しています。英中銀のカーニー総裁が英国の欧州連合離脱決定の衝撃に伴うリスクが具体化し始めたことや景気減速を警告したためポンド売りに繋がったようです。

ニューヨーク原油は反落、8月限終値は46.60ドル、マイナス2.39ドル。英国経済低迷に対する懸念が台頭しさえない展開となった。また、米国の5月製造業受注が前月比1.0%減と、市場予想よりも落ち込み幅が大きかったことも売り要因となった。サポートランとして意識されていた50日移動平均線を割り込む格好となっている。

5日のニューヨーク金先物は続伸、8月限終値は1358.70ドル、プラス19.70ドル。英経済が中長期的に低迷するとの懸念が台頭し欧米株式市場は売り優勢となり、金に資金が流入した。ポンドが6月24日の安値を割り込んだことも、先行き不透明感を誘発する格好となった。8日金曜に予定される米雇用統計に対する関心も高まらず、押し目買い方針が強まっている。チャート上では、6月24日(年初来高値1362.60ドル)に残した上影吸収を意識した展開となっている。英国EU離脱に対する中長期的な不透明感などを背景に、金相場は強い地合いが続く見通し。