7月9日
投資被害について
NY株式:ダウは250ドル高
NYダウ 終値 :18146.74 前日比:+250.86
始値 :17971.22 高値 :18166.77 安値 :17971.22
8日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は250.86ドル高の18146.74、ナスダックは79.95ポイント高の4956.76で取引を終了した。6月雇用統計で非農業部門雇用者数が28.7万人増と予想を大幅に上回る内容となったことで、米経済への懸念が後退し、買いが先行。ダウは250ドルを超す上昇となり、英国の国民投票以来初めて18000ドル台を回復した。来週は、11日に予定されている非鉄金属のアルコアを皮切りに4-6月期決算発表シーズンに入る。
8日のニューヨーク外為市場でドル・円は、100円45銭で引け、ユーロ・ドルは、1.1054ドルで引けた。米国の雇用統計を受けて乱高下した。ユーロ・円は、111円53銭から110円87銭へ下落。
ニューヨーク原油は反発、8月限終値は45.41ドル、プラス0.27ドル。6月の米雇用統計では非農業部門雇用者数が予想を大幅に上振れたものの、失業率が上昇したことで「年内の利上げは見送り」との思惑から株価は上昇。ただ、石油会社ベーカー・ヒューズが発表した米国の掘削設備の稼動数は、2週連続で増加している。本格的な需給引き締めには時間がかかるとの見通しから上値は重くなった。
ニューヨーク金は小幅続落、8月限終値は1358.40ドル、マイナス3.70。6月の米雇用統計発表後は、一時1336.30ドルまで急落する場面が見られたものの、反応は一時的でその後は下げ幅を縮小、時間外取引では1367.40ドルまで上昇している。英国EU離脱に対する中長期的な不透明感などを背景に、一気に崩れることは無かった。