投資被害について | 先物取引、スカイプレミアム、フリッチクエスト、投資被害、排出権、CO2

7月20日

投資被害について


NY株式:ダウは25ドル高
NYダウ   終値 :18559.01  前日比:+25.96
始値 :18503.12  高値 :18562.53  安値 :18495.11

19日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は25.96ドル高の18559.01、ナスダックは19.41ポイント安の5036.37で取引を終了した。金融市場の安定化で年内の利上げの可能性が高まったとの見方もあり、終日小動きの展開となった。マーケット終了後にソフトウェアのマイクロソフトが発表した4-6月期決算は、一株利益、売上高ともに予想を上振れた。時間外取引で上昇して推移している。

19日のニューヨーク外為市場でドル・円は、1106円13銭で、ユーロ・ドルは、1.1019ドルで引けた。ユーロ・円は、117円42銭から116円58銭へ下落。ポンド・ドルは、1.3153ドルから1.3074ドルへ下落した。

ニューヨーク原油は続落、8月限終値は44.65ドル、マイナス0.59ドル。ドルが主要通貨に対して買われたことから割高感がやや意識された。明日発表される米エネルギー情報局による週間統計では、原油の高い在庫水準が示される見通し。こうした需給の緩みなども下押し圧力となった。 日足チャートでは、引続き45ドルでの攻防を迎えているが、トレンドはやや調整局面入りとなっている。なお、8月限は20日に最終取引を迎える。

原油相場について、みずほセキュリティーズUSAの先物部門ディレクター、ボブ・ヨーガー氏は「相場が上昇した背景にはゴールドマンの米生産減少見通しと、英国の欧州連合離脱決定で北海原油施設の稼働停止が加速するとした別のリポートがあった」と説明。「その後すぐに、ドルの堅調を嫌気して原油は下げに転じた。原油がドルと同じ方向に動くのは、この数週間は特に難しくなっている」と述べています。

北海油田の閉鎖ペースが加速しています。英国民投票での欧州連合離脱決定で投資環境をめぐる不透明感が強まり、原油価格下落の影響が深刻化しているため。業界団体オイル・アンド・ガスUKによれば、英油田セクターで2024年までの10年間に油田閉鎖向けに投資されると予想される金額は169億ポンドに増加。原油価格が1バレル=50ドルを下回ったことにより、高コストの産地の一つである英国の北海では油田のうち約30%で採算が取れていない、とコンサルティング会社ウッド・マッケンジーは指摘。

ニューヨーク金は続伸、8月限終値は1332.30ドル、プラス3.00ドル。NYダウは8日続伸で史上最高値を更新しているものの、小幅な上昇に留まったことからリスク選好の地合いがやや弱まった。また、欧州経済指標がさえなかったことで、英国EU離脱の影響を懸念する動きも下支え要因となった。日足チャートでは、7月6日の年初来高値1377.50ドルをピークに調整局面入りを迎えている。50日移動平均線が徐々に切り上がっていることから、1300ドル辺りがサポートラインとして意識される。