7月26日
投資被害について
NY株式:ダウは77ドル安
NYダウ 終値 :18493.06 前日比:-77.79
始値 :18554.49 高値 :18555.69 安値 :18452.62
25日の米国株式相場は下落。ダウ平均は77.79ドル安の18493.06、ナスダックは2.53ポイント安の5097.63で取引を終了した。今週に発表される企業決算や連邦公開市場委員会の内容を見極めたいとの思惑から、利益確定の売りが先行。原油安も嫌気され、終日軟調推移となった。
25日のニューヨーク外為市場でドル・円は、105円81銭で、ユーロ・ドルは、1.0994ドルで引けた。ユーロ・円は、株安を嫌ったリスク回避の円買いに116円68銭から116円23銭へ下落。
ニューヨーク原油は続落、9月限終値は43.13ドル、マイナス1.06ドル。オクラホマのクッシングの原油在庫が増加と市場調査会社が発表したことで、引続き需給の緩みが嫌気されて売りに押された。為替市場で、ドルが主要通貨に対して強い動きを示したことも影響した。コンフルエンス・インベストメント・マネジメントのチーフ・マーケット・ストラテジスト、ビル・オグレイディ氏は「7月最終週だというのにガソリン在庫は高い水準にある」と指摘。「製油活動が減速するにつれ、原油在庫が増加し始めると思われる。かつての安値に押し下げられるとは想定しないが、下値余地はある」と述べた。
日足チャートでは、サポートラインと思われていた100日移動平均線を下抜けている。一時43ドル台を割り込んでおり、4月26日以来の安値水準に。夏場のガソリン需要が低迷していることから、目先、200日移動平均線が位置する40ドル台までの調整を意識へ。
ニューヨーク金は続落、8月限終値は1319.50ドル、マイナス3.90ドル。為替市場で、ドルが主要通貨に対してやや強含んだことが影響したほか、米FOMCで利上げに前向きな声明が出るのではないかとの思惑が浮上していることも重しとなった。明日以降の米連邦公開市場委員会を控え売り圧力も限られた。
FOMCでは政策金利の据え置きが予想されるが、最近の米経済指標は景気拡大を示唆しており、声明でタカ派の勢いが増すようだと金を圧迫するとみられている。FFレート先物から算出した9月利上げの確率は、月初の12%から20%に上昇している。
日足チャートでは、7月6日の年初来高値1377.50ドルをピークに調整局面入りを迎えている。50日移動平均線が位置する1300ドルが目先の下値メドか。