7月28日
投資被害について
NY株式:ダウは1ドル安
NYダウ 終値 :18472.17 前日比:-1.58
始値 :18473.27 高値 :18542.39 安値 :18430.94
27日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は1.58ドル安の18472.17、ナスダックは29.76ポイント高の5139.81で取引を終了した。注目のFOMCでは賛成多数で政策金利が据え置かれ、米経済見通しに対する短期的なリスクが後退、雇用情勢が改善したとの認識を示した。9月利上げを示唆する内容が含まれなかったことから、発表後は追加利上げ観測の後退を受けて緩やかに上昇したものの、引けにかけて下落した。
携帯端末のアップルは昨日発表した決算でiPhone販売台数が予想よりも減少しなかったことが好感され、上昇。
27日のニューヨーク外為市場でドル・円は、105円40銭で、ユーロ・ドルは、1.1059ドルで引けた。ユーロ・円は、115円86銭から116円71銭まで上昇。
ニューヨーク原油は5日続落、9月限終値は41.92ドル、マイナス1.00。27日に発表された米エネルギー情報局週間統計では、先週の米原油在庫が予想外に増加していたことが明らかになったほか、製油所の稼働率も低下。需給バランスの緩みが嫌気されて売り優勢となった。USバンク・ウェルス・マネジメントの投資担当シニアストラテジスト、ロブ・ヘイワース氏は「製油所の稼働率低下にともない、原油在庫はさらに積み上がると予想される」と指摘。「需給バランスはもっと速やかに回復に向かうと誰もが思っていた。原油の供給超過が解消されるのは2017年以降だ」と述べた。
日足チャートでは、サポートラインと思われていた100日移動平均線を明確に下抜けている。41ドル台に突入しており4月20日以来の安値水準に。目先、200日移動平均線が位置する40ドル台までの調整を意識へ。
ニューヨーク金は続伸、8月限終値は1326.60ドル、プラス5.80。米耐久財受注が減少したことで、米国の利上げは緩やかになるとの観測が強まり買われた。また、為替市場で、ドルが主要通貨に対してやや売られたことも影響。なお、米FOMCの内容が伝わった後は、早期の利上げ観測がより後退したことから、時間外で1342.30ドルまで上昇している。
日足チャートでは、7月6日の年初来高値1377.50ドルをピークに調整局面入りを迎えていたが、ようやく反発。50日移動平均線までの調整を拒否した格好に。