8月4日
投資被害について
NY株式:ダウは41ドル高
NYダウ 終値 :18355.00 前日比:+41.23
始値 :18313.08 高値 :18355.00 安値 :18283.23
3日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は41.23ドル高の18355.00、ナスダックは22.00ポイント高の5159.74で取引を終了した。売りが先行したものの上昇に転じ、原油相場の上昇に伴って株式相場も上げ幅を拡大した。7月ADP雇用統計が予想を上振れたほか、7月ISM非製造業景況指数が予想に概ね一致したことも好感された。マーケット終了後に電気自動車のテスラ・モーターズが発表した4-6月期決算は、一株損失が予想より拡大し、売上高は予想を下振れた。時間外取引で下落して推移している。
3日のニューヨーク外為市場でドル・円は、101円25銭で、ユーロ・ドルは、1.1150ドルで引けた。ユーロ・円は、113円42銭から112円67銭へ下落。ポンド・ドルは、1.3356ドルから1.3281ドルへ下落した。英国の7月総合PMI改定値が予想外に速報値から下方修正されたため利下げ観測が強まり、ポンド売りが再燃。
ニューヨーク原油は反発、9月限終値は40.83ドル、プラス1.32ドル。米エネルギー情報局が発表した石油在庫統計では、ガソリン在庫が4月以降で最大の減少となった。一方、原油の生産は減少したが、輸入は増加。時間外取引では5時48分に41.20ドルまで上昇している。
トータス・キャピタル・アドバイザーズ(カンザス州リーウッド)で石油関連資産141億ドルの運用に携わるマット・サリー氏は、「ガソリン在庫の減少幅は想定外だ」と指摘。「過去5年の夏のデータをざっと見てみたが、この時期としては5本の指に入る大幅減少だ」と述べた。
日足チャートでは、200日移動平均線レベルでの攻防を迎えている。心理的な節目である40ドルを挟んだ展開に。
ニューヨーク金は7日ぶりに反落、12月限終値は1364.70ドル、マイナス7.90ドル。7月のADP全米雇用リポートで、前月比プラス17.9万人と雇用者数の順調な拡大が確認されたことから、米景気の先行き警戒感がやや和らぐ格好となった。また、為替市場で、主要通貨に対してドルが強い動きを見せたことも、売り要因に。
日足チャートでは、7月6日の年初来高値1384.40ドル更新を意識した地合いとなっている。市場関係者は「今晩の英中央銀行が金利を引き下げれば、金は7月の年初来高値を窺う可能性はある」と指摘。