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8月5日

投資被害について


NY株式:ダウは2ドル安
NYダウ   終値 :18352.05  前日比:-2.95
      始値 :18351.43  高値 :18397.87  安値 :18325.17
4日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は2.95ドル安の18352.05、ナスダックは6.51ポイント高の5166.25で取引を終了した。英中央銀行の政策金利引き下げを受けて、欧州株が全面高となり買いが先行。一時弱含む場面もあったが、明日の雇用統計の結果を見極めたいとの思惑から買戻しが入り、前日終値を挟んで揉みあう展開となった。明日の雇用統計では、非農業雇用者数が前月比18万人増、失業率は4.8%増と前月から小幅改善が予想されている。

4日のニューヨーク外為市場でドル・円は、101円22銭で、ユーロ・ドルは、1.1130ドルで引けた。ユーロ・円は、112円86銭から112円50銭へ下落。英国中央銀行は7年ぶりの利下げに踏み切ったほか、予想外に資産購入枠も拡大する異例の緩和策を発表。また、カーニーBOE総裁が追加緩和の可能性を示唆したため、ポンド売りは継続した。

ニューヨーク原油は続伸、9月限終値は41.93ドル、プラス1.10ドル。米調査会社ジェンスケープによる統計で、WTIの現物引渡し地点であるオクラホマ州クッシングの原油在庫が減少と伝わったことから、需給バランスの引き締まりが材料視された。また、英国でロイヤル・ダッチ・シェルでストライキ勃発と報じられたも加わり、買戻し優勢の地合いとなった。
グリーンスパン氏は、原油相場が向こう数年、40-50ドル程度のレンジで取引されると予想。50ドルになれば、米国での新たなシェールオイル生産を促進するのに十分に高い水準と考えられるとコメントした。このほかグリーンスパン氏は中国の経済システムに関し、同国政府が実質的に損失に対して「何でも」保証しているため、「持続不可能だ」と指摘。それを変えようと「彼らは正しい方向に進み始めた」ものの、政治的な反対に直面して「その後反転してしまった」と話した。
エネルギー関連の商品に重点を置くヘッジファンド、アゲイン・キャピタルのパートナー、ジョン・キルダフ氏は「市場は大量のショートポジションで大きく傾いていた」と述べた。
日足チャートでは、200日移動平均線レベルでの攻防を迎えている。心理的な節目である40ドルを一時割り込んだが、足元やや反発。溜まった売りポジションの調整か。

ニューヨーク金は反発、12月限終値は1367.40ドル、プラス2.70ドル。英国による7年ぶりの利下げを含む金融緩和政策の実施を受けて、流動性の高まりを材料に反発した。日銀による追加の金融緩和策や、豪中銀による利下げなど世界的な緩和姿勢が金価格を押し上げる格好に。東京時間4日の21時48分には、一時1371.40ドルまで上昇した。
日足チャートでは、7月6日の年初来高値1384.40ドル更新を意識した地合いとなっている。市場関係者は「投資家の目線は年初来高値ではなく、その先の1400ドルが目先のターゲットとなっている」と指摘。