8月6日
投資被害について
NY株式:ダウは191ドル高
NYダウ 終値 :18543.53 前日比:+191.48
始値 :18402.80 高値 :18543.53 安値 :18402.80
5日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は191.48ドル高の18543.53、ナスダックは54.87ポイント高の5221.12で取引を終了した。7月雇用統計で、非農業部門雇用者数が25.5万人増と先月に引き続き予想を大幅に上回る内容となったことが好感され、買いが先行。良好な雇用情勢を受けて追加利上げ観測が拡大したものの、株価への影響は限定的となり、終日堅調推移となった。S&P500指数とナスダック総合指数は、史上最高値を更新した。雇用統計を受け、FF金利の先物取引から算出される利上げ確率は9月まで28%、11月まで28%、12月まで48%、16年2月まで48%(5日時点)と年内利上げの可能性が高まった。
5日のニューヨーク外為市場でドル・円は、101円83銭で、ユーロ・ドルは、1.1088ドルで引けた。欧米金利差の拡大観測に伴うユーロ売り、ドル買いが再燃。ユーロ・円は、112円32銭から112円98銭へ上昇。
ニューヨーク原油は反落、9月限終値は41.80ドル、マイナス0.13ドル。7月の雇用統計で、非農業部門雇用者数が前月比+25.5万人と市場予想を大幅に上回る内容となったことから、早期の金利引き上げ期待が高まり、為替市場ではドルが主要通貨に対して強含む格好となった。
コンフルエンス・インベストメント・マネジメントのチーフ・マーケット・ストラテジスト、ビル・オグレイディ氏は「在庫水準に照らせば今の原油価格はまだ高いといえる」と指摘。「ドルが上昇し始めれば、原油は40ドルより35ドルに近くなりかねない」と述べた。
日足チャートでは、200日移動平均線レベルでの攻防を迎えている。心理的な節目である40ドルを一時割り込んだが、足元やや反発。しばらくはポジション調整が進む可能性も。
ニューヨーク金は大幅反落、12月限終値は1344.40ドル、マイナス23.00ドル。7月の米雇用統計で、非農業部門雇用者数が前月比+25.5万人と市場予想を大幅に上回る内容となったことから、早期の金利引き上げ期待が高まり、為替市場ではドルが主要通貨に対して強含む展開となった。
日足チャートでは、7月6日の年初来高値1384.40ドル更新を意識した地合いとなっている、「米国が金利を引き上げるとなれば、金投資は手控えられる」と指摘。