8月17日
投資被害について
NY株式:ダウは84ドル安
NYダウ 終値 :18552.02 前日比:-84.03
始値 :18614.48 高値 :18614.86 安値 :18550.65
16日の米国株式相場は下落。ダウ平均は84.03ドル安の18552.02、ナスダックは34.90ポイント安の5227.11で取引を終了した。ダドリーNY連銀総裁が年後半の経済成長に自信を示したほか、年内の追加利上げに前向きな発言を行ったことを受けて利上げ観測が拡大し、売りが先行。前日に米主要株価が軒並み最高値を更新したことで利益確定の売りも広がり、終日軟調推移となった。
明日は7月26・27日開催分のFOMC議事録が公開予定だ。7月のFOMCでは利上げ時期に関して明確な手掛かりは示されなかったものの、議事録ではFOMCがどれほど経済情勢や労働市場が改善すれば、利上げの実施に踏み切れると考えているのか確認したい。
16日のニューヨーク外為市場でドル・円は100円31銭で、ユーロ・ドルは、1.1277ドルで、ユーロ・円は、112円52銭へ下落後、113円26銭へ反発。ポンド・ドルは、1.2941ドルから1.3051ドルまで上昇した。
ニューヨーク原油は4日続伸、9月限終値は46.58ドル、プラス0.84ドル。9月の石油輸出国機構非公式会合への思惑が引続き高いなか、ドルが主要通貨に対して弱含んだことも材料視されて上昇。みずほセキュリティーズUSAの先物部門ディレ クター、ボブ・ヨーガー氏は「生産枠の設定で合意するかもしれないとの観測が長く続けば、その分価格は支援される」と指摘「今起きていることは偶然の産物ではない」と続けた
日足チャートでは、200日移動平均線レベルからの反発で、50日移動平均線を上抜いている。ただ、思惑先行の地合いとなっており、出来高はさほど膨らんでいない。そろそろ上げ一服か。
ニューヨーク金は続伸、12月限終値は1356.90ドル、プラス9.40ドル。為替市場でドルが主要通貨に対してやや弱含んだことから、割安感が意識されて小幅ながら上昇した。ただ、ニューヨーク連銀のダドリー総裁が9月の米金利引き上げの可能性を示唆したことで上値は限定的となった。
日足チャートでは、7月6日の年初来高値1384.40ドル手前でのもみ合いとなっている。50日移動平均線が目先のサポートラインとして意識される。