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8月26日

投資被害について


NY株式:ダウは33ドル安
NYダウ 終値 :18448.41 前日比:-33.07
    始値 :18471.21  高値 :18497.68  安値 :18431.46

25日の米国株式相場は下落。ダウ平均は33.07ドル安の18448.41、ナスダックは5.49ポイント安の5212.20で取引を終了した。カンザスシティやダラス連銀総裁が利上げに前向きな発言を行い、利上げ観測の拡大から寄り付きは小幅下落となった。週間新規失業保険申請件数が予想より減少したほか、7月耐久財受注が堅調となったことが好感される一方で、明日のイエレン議長の講演を前に手控える向きも多く、終日前日終値を挟んで小動きとなった。
2011年に変更されたFOMCの情報開示方針では、個人として見解を述べる事は許されるものの、将来の金融政策方針について述べる事は禁じられている。明日のイエレン議長の講演に新しい材料を期待していると肩透かしを食らうことになる。

25日のニューヨーク外為市場でドル・円は、100円53銭で、ユーロ・ドルは、1.1285ドル引けた。ユーロ・円は113円58銭から113円37銭まで下落した。独・8月IFO企業景況感指数の低下が改めてユーロ売り材料になった。ポンド・ドルは、1.3211ドルまで上昇した後、1.3169ドルまで下落。ドル・スイスフランは0.9656フランから0.9688フランまで上昇した。

ニューヨーク原油は反発、10月限終値は47.33ドル、プラス0.56ドル。46.52ドルから47.45ドルまで上昇した。イランのザンギャネ石油相が「アルジェリアで来月開催される産油国の非公式会合の参加する」と明言したことで、増産凍結への期待から原油の買い戻しが強まった。

コンフルエンス・インベストメント・マネジメント(セントルイス)のチーフ・マーケット・ストラテジスト、ビル・オグレイディ氏は「OPECは口先介入が上手だ」と指摘。「イランがアルジェでの会合に出席するとの報道は市場に効いた」と述べた。

ただ、サウジアラビアのファリハ・エネルギー相の「OPECの増産凍結についての具体的な行動はまだ話し合われていない」との発言が伝えられ、NY原油先物の上昇幅は一時縮小した。

市場関係者に注視されているテクニカル指標がウェスト・テキサス・インターミディエート原油価格が下落する可能性を示唆していると、みずほセキュリティーズUSAの先物部門ディレクター、ボブ・ヨーガー氏は指摘する。米指標原油であるWTIの50日移動平均線は、100日移動平均線を約1年ぶりに下回った。前回こうした状況となった際には原油価格は13%下落した。次の注目点は、50日移動平均線が200日移動平均線を下回るかどうかだ。それはさらに強い「売り」サインになるだろうと、同氏は述べた。

ニューヨーク金は続落、12月限終値は1324.60ドル、マイナス5.10ドル。1321.00ドルまで下落した後、いったん買い戻されたが1326.90ドルまでの反発にとどまった。この日発表の米国の先週分新規失業保険申請件数が減少する一方、7月耐久財受注が予想を上回る伸びとなり、改善が示された。
また、ジョージ米カンザスシティ連銀総裁が「段階的に利上げする時期を迎えている」、カプラン米ダラス連銀総裁が「遠すぎない将来に行動する方向に動きつつある」、と述べており、金への売り圧力が強まった。