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9月2日

投資被害について


NY株式:ダウは18ドル高
NYダウ  終値 :18419.30 前日比:+18.42
     始値 :18396.57 高値 :18430.05 安値 :18295.48

1日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は18.42ドル高の18419.30、ナスダックは13.99ポイント高の5227.21で取引を終了した。昨日の下落を受けた買い戻しに加えて、週間新規失業保険申請件数が予想より減少したことが好感され、買いが先行。その後は、8月ISM製造業景況指数が節目となる50を下回ったほか、原油安が嫌気され、下落に転じたものの、明日の雇用統計結果を見極めたいとの思惑から引けにかけて僅かに上昇した。明日の雇用統計では、失業率は4.8%増、非農業雇用者数は前月比18万人増が予想されており、20万人を上回った場合、9月の利上げが確実視される展開となるだろう。

1日のニューヨーク外為市場でドル・円は、103円23銭で、ユーロ・ドルは、1.1197ドルで引けた。ユーロ・円は115円42銭から115円82銭で推移した。ポンド・ドルは、英国の8月製造業PMIの急回復を好感したポンド買いが継続し、1.3242ドルから一時1.3318ドルまで上昇した。ドル・スイスフランは0.9865フランから0.9785フランまで下落した。

ニューヨーク原油は続落、10月限終値は43.16ドル、マイナス1.54ドル。44.40ドルから43.00ドルまで下落した。前日発表の米エネルギー情報局の週報で、国内全体の原油在庫と留出油の在庫が大幅に増加したことが引き続き材料視され、原油の売りが先行した。

ロシアのノバク・エネルギー相が、「現在の原油価格水準においては、生産制限する必要性があるとは思えない」と発言。今月後半開催予定の産油国会合に向けて、増産凍結協議への期待が後退し、売りが強まった。

トラディション・エナジーのシニアアナリスト、ジーン・マクギリアン氏は「在庫水準は上昇しており、供給超過は拡大する」と指摘。「北米だけが生産を縮小し、他の産油国がまったく抑制しない現状では、50ドルを超えるのはかなり難しい」と述べた。

ニューヨーク金は反発、12月限終値は1317.10ドル、プラス5.70ドル。1305.50ドルを安値に、1318.60ドルまで上昇した。この日発表の米国の先週分新規失業保険申請件数が予想ほど増えなかったことや、4-6月期単位労働コスト改定値が大幅に上方修正されたことで売りが先行。
しかし、その後、8月ISM製造業景況指数がサプライズの50割れとなったことをきっかけに、ドルの売り戻しが強まったことから、金は急速に買われる展開になった。欧米株安の状況も買いにつながった。