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9月9日

投資被害について


NY株式:ダウは46ドル安
NYダウ  終値 :18479.91 前日比:-46.23
     始値 :18486.69 高値 :18506.24 安値 :18446.69
8日の米国株式相場は下落。ダウ平均は46.23ドル安の18479.91、ナスダックは24.44ポイント安の5259.48で取引を終了した。欧州中央銀行理事会で政策金利が据え置かれたものの、ドラギ総裁が追加緩和策の必要性を否定したことが嫌気され売りが先行。アップルはこれまで慣例であったiPhone発売後の週末の売上速報を取りやめることを明らかにした。当初発売する国々が大幅に増加していることや、需要・供給が著しく偏ることで、有意義な指標とならないことを理由としている。

8日のニューヨーク外為市場でドル・円は、102円49銭で、ユーロ・ドルは、1.1260ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)理事会後にドラギ総裁が、「資産買い入れプログラム延長を議論せず」、「当面は追加刺激策必要ない」、と述べたことでユーロ買いが先行。会見終了後は利益確定の売りに転じた。ユーロ・円は114円53銭から115円45銭まで上昇した。

ニューヨーク原油は続伸、10月限終値は47.62ドル、プラス2.12ドル。45.77ドルから47.75ドルまで上昇した。前日の取引終了後に発表された全米石油協会の週間統計で、国内全体の原油在庫が1210万バレルもの減少となったことを受けて、原油は買い先行スタートとなった。
その後、米エネルギー情報局が発表した週報では、原油在庫が予想外かつ大幅に減少。また、原油先物の受け渡し拠点オクラホマ州クッシングの在庫やガソリン在庫も減少し、製油所稼働率が上昇したことから、原油の買いが一気に強まった。

コンフルエンス・インベストメント・マネジメントのチーフ・マーケット・ストラテジスト、ビル・オグレイディ氏は「輸入の減少は極めて大幅だった。在庫の数字が落ちたのはこれで説明できる」と指摘。「先週の輸入減は日量で190万バレルに近い。在庫全体の減少の約7分の1に相当する。市場がここまで強く反応するとは驚きだ。次の週には大幅な積み上がりがみられるはずだからだ」と述べた。

ニューヨーク金は続落、12月限終値は1341.60ドル、マイナス7.60ドル。1352.50ドルから1339.10ドルまで下落した。この日発表の米国の先週分新規失業保険申請件数が低下したことや、ドラギ欧州中央銀行総裁が当面の追加緩和の必要性を否定したことを嫌気して、金は売りが先行した。
その後、米エネルギー情報局発表の週報で、原油在庫が予想外かつ大幅に減少したことで、NY原油先物が急上昇。それを受けて米国債利回りが上昇し、ドル高になったことから、割高感による金への売り圧力も急速に強まった。