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ニューヨーク市況 10月11日

投資被害について


NY株式:ダウは200ドル安
NYダウ 終値 :18128.66 前日比:-200.38
    始値 :18308.43 高値 :18312.33 安値 :18061.96

11日の米国株式相場は下落。ダウ平均は200.38ドル安の18128.66、ナスダックは81.89ポイント安の5246.79で取引を終了した。朝方に発表された非鉄金属大手アルコアの決算が予想を下振れ、来週から本格化する7-9月期決算内容への懸念から売りが先行。9月末に石油輸出国機構の非公式会合で石油の減産が合意されたものの、リビア、イラン、ナイジェリアは増産を計画しており、減産効果に懐疑的な見方が増えつつある。

11日のニューヨーク外為市場でドル・円は、103円52銭で、ユーロ・ドルは、1.1054ドルで引けた。欧米金利差の拡大観測にユーロ売り、ドル買いが強まった。ユーロ・円は、114円01銭へ下落した。ポンド・ドルは、1.2090ドルへ下落した。

11日のニューヨーク原油先物は反落、11月限終値は50.79ドル、マイナス0.56ドル。国際エネルギー機関が公表した10月の石油市場月報で、石油輸出国機構による減産合意がまとまったとしても17年前半は供給過多が続くと指摘している。
また、前日のプーチン大統領によるOPECとの協調発言に対する懐疑的な見方も台頭。年初来高値51.67ドルを抜けきらなかったことが影響して利益確定の流れがやや強まった。

オースピス・キャピタル・アドバイザーズを創業したティム・ピカリング最高投資責任者は、「数々の発言が報じられ市場を支えているが、こうした発言はかなり割り引いて受け止める必要がある。誰も新しい約束をしていないからだ。OPECもロシアも行動するとは思わない」と述べた。
日足チャートでは、6月9日の年初来高値51.67ドル突破を意識した展開となっており、トレンドの強さは残っている。

11日のニューヨーク金先物は反落、12月限終値は1255.90ドル、マイナス4.50ドル、CMEが算出するFF金利先物では、12月利上げの確率がついに7割(74.5%)を超えた。米国の年内利上げに向けた動きが強まっていることから、為替市場では、主要通貨に対してドルが強含む格好に。金は割高感が意識されてさえない展開となった。

テクニカル面では、200日移動平均線(1262ドル水準)でのもみ合いとなっているが、徐々に上値抵抗としての意識も。年内利上げ観測が強まっていることから米国株がさえない動きとなる可能性はあるが、投資資金は金利商品に流入する可能性が高い。