ニューヨーク市況 10月26日
投資被害について
NY株式:ダウは30ドル高
NYダウ 終値 18199.33 前日比 +30.06
始値 18103.80 高値 18236.04 安値 :18062.30
26日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は30.06ドル高の18199.33、ナスダックは33.13ポイント安の5250.27で取引を終了した。アップルが決算発表の内容を受けて弱含んだことや、原油価格の下落を受けて売りが先行。
26日のニューヨーク外為市場でドル・円は、104円48銭で、ユーロ・ドルは、1.0908ドルで、ユーロ・円は、113円83銭から114円20銭へ上昇。 ポンド・ドルは、1.2198ドルから1.2249ドルまで上昇した。ドル・スイスは、0.9904フランへ下落後、0.9940フランまで戻した。
ニューヨーク原油は3日続落、12月限終値は49.18ドル、マイナス0.78ドル。
米エネルギー情報局が発表した週間の石油在庫統計では原油在庫が予想に反して減少。先行きの需給面への期待感から買いが入り50ドル台を回復する場面が見られた。ただ、イラクが減産で協調しないとの見方が強まるなど、石油輸出国機構による減産協議への先行き不透明感が売りを誘う格好となった。
ジョン・ハンコックで石油・天然ガス関連の債券ポートフォリオを運用するマネジングディレクター、アダム・ワイズ氏は「荒っぽい相場展開だ。ニュースとセンチメントの変化で反対方向に簡単に動く。この日のデータは強弱まちまちの内容だ」と述べた。
日足チャートでは、50ドル前後で推移している。1年3ヶ月ぶりに高値を更新したが、買い意欲の強い地合いとは言えず、50ドルでのもみ合いが継続。50日移動平均線までの調整も視野に入ろう。
ニューヨーク金は反落、12月限終値は1266.60ドル、マイナス7.00ドル。
一部で、年末の利上げに続き、米国は17年も2回利上げを実施する公算が大きいと伝わったことなどからドル買いが先行。割高感が意識されて金は売り優勢となった。
テクニカル面では、200日移動平均線でのもみ合いが続いている。50日移動平均線が100日移動平均線を完全に下抜けていることから、調整局面入りが意識されよう。7日の安値1243.20ドルを起点に下値を切り上げる動きも見られるが、微妙なところだ。