「ワールドゲートカンパニー」元会長に懲役6年(福岡地裁)
《毎日新聞 3月3日付配信》
海外先物取引の投資詐欺事件で、組織犯罪処罰法違反(組織的詐欺)罪に問われた投資コンサルタント会社「ワールドゲートカンパニー」(福岡市博多区)元会長、河村被告(48)に、福岡地裁は3日、懲役6年(求刑・懲役8年)の実刑判決を言い渡した。平塚浩司裁判長は「周到な計画で知識が乏しい被害者の資産を食い物にした」と指弾した。
弁護側は「営業は社長らにまかせており、具体的な指示はしていない」と述べ、起訴内容の一部を否認した。平塚裁判長は「月ごとの収支を把握して目標を最終決定し、その達成を指示していた。被告の指揮命令で行われていた」と退けた。
判決によると、河村被告は元社長の前田被告(55)=実刑判決、控訴中=らと共謀。海外先物取引の権利を売買する「オプション取引」への投資名目で、2009年6月~10年8月「確実に利益を得られる」と計12人から計2320万円をだまし取った。
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